MOTO GUZZI アドベンチャーモデル「Stelvio」を発売! (2024年7月10日)
ピアッジオグループジャパンは水冷縦置きV型2気筒エンジンを搭載したアドベンチャーモデル、MOTO GUZZIのニューモデル「Stelvio」(ステルビオ)の販売を開始した。
モトグッツィが北イタリア、アルプス山脈越えのステルヴィオ峠に由来するネーミングのバイクをリリースしたのは2008年が初めてで、「Stelvio 1200 4V」であった。
そして2024年に復活となった新生「Stelvio」は、さらに力強くステルヴィオ峠を駆け上がるためのアドベンチャースタイルをまとっている。そのエンジンは縦置き90°、コンパクトだがパワフルな 1,042 ccの「コンパクト ブロック」V ツインだ。
モト・グッツィ「Stelvio」の特徴
エンジンは、Vツイン排気量1,042ccの水冷V型2気筒DOHC4バルブユニットがベースで、モトグッツィらしく縦置きされ、シャフト式のファイナルドライブを採用。
しかし、ドライサンプではなく、ウェットサンプで潤滑され、乾式単板ではなく、湿式多板のクラッチを使っていて、これまでのモトグッツィとは一線を画する。
フレームは「Stelvio」専用であり、サスペンションシステムも同様。
6軸IMUを中心に、多彩な走行モードを提案し、さまざまな電子制御技術がライダーをサポートしながら車体をコントロールする。
空気力学は風洞を持つMoto Guzzi の真骨頂で、空気保護、快適さ、ライディングの喜びを最適化するため CFD (数値流体力学) 計算ソフトウェアを使用した 1,500 時間以上のシミュレーションと風洞での数え切れないセッションを重ねた。
ウインドシールドも特別な研究の対象で、2 つのサイド デフレクターの存在により、後方の空気の渦を避けながら流れを偏向する形状となっている。
十分な航続距離を実現する 21 リットルの燃料タンク、安全性と快適性を重視した設計により、あらゆる走行を最大限に楽しむことができ、混雑した市街地から未開の地まで、「Stelvio」はどこへでもツーリングが楽しめる。
MOTO GUZZI 「Stelvio」スペック
- 全長×全幅:2195×945mm
- ホイールベース:1520mm
- シート高:830mm
- 車両重量:246kg(燃料90%搭載時)
- エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ縦置きV型2気筒
- 総排気量:1042cc
- ボア×ストローク:96×72mm
- 最高出力:115HP/8700rpm
- 最大トルク:105N・m/6750rpm
- 燃料タンク容量:21L
- 変速機形式:6速リターン
- ブレーキ形式(前・後):Φ320mmダブルディスク・Φ280mmシングルディスク
- タイヤサイズ(前・後):120/70 R19・170/60 R17
- 製造国:イタリア
価格
メーカー希望小売価格:242万円(消費税10%込)