HONDA新型「NT1100」欧州登場! 電子制御サスペンション搭載「NT1100 ES」も(2024年10月1日)
HONDAは2024年10月1日、欧州市場へ向けた新型「NT1100」シリーズを発表した。
2022年に販売開始されたHONDAの大型スポーツツアラー「NT1100」。
欧州ではデビューから1万2000台以上が販売されており、2023年にはもっとも人気のあるスポーツツアラーとなった。
欧州向けのHONDA「NT1100」は、乱暴に言えばアドベンチャーモデルのCRF1100Lアフリカツインをベースとし、前後17インチホイールを装着したツーリングバイク。
長めのストロークを持つサスペンションなどにアフリカツインの面影を見ることができるが、よりシンプルな造りとすることで欧州のツーリングライダーたちに強く訴求し、2022~2023年モデルで1万2000台近くが販売される大人気モデルとなった。
2025年モデルは外観・装備ともにアップデートが図られている。
エンジンは最高出力を損なうことなく、低中速域のトルクを7%アップ。
電子制御面は、従来から充実していたが、さらにコーナリングABSとリアリフトコントロールも追加された。
HONDA「NT1100」2025年欧州仕様車の特徴
装備はアップデート、スタイリングも変更、ES仕様車が新登場
CRF1100Lアフリカツインと同系統の1084cc・水冷SOHC並列2気筒エンジンを搭載し、前後17インチホイールを採用している。
オンロードでの長距離走行時の快適性に特化したモデルだ。
スタイリング面における変更点も多い。
ヘッドライトやウインカー、可動式スクリーン、カウル、シートは新たなものになっている。
さらに欧州では標準装備となるパニアケースの容量も拡大された。
そして新たに「NT1100 エレクトリック サスペンション」をラインナップ。
ショーワ製の電子制御サスペンション“EERA”を備えた、いわゆるES仕様車だ。
欧州市場では、スタンダードモデルとなるマニュアルトランスミッション車のほか、DCT仕様車、DCT ES仕様車(電子制御サスペンション)の3機種が設定されている。
日本国内モデルに関しては未発表。
HONDA「NT1100」2025年欧州仕様車カラー
- パールホークアイブルー|NT1100 エレクトリック サスペンション
- マットウォームアッシュメタリック|NT1100 エレクトリック サスペンション
- ガンメタルブラックメタリック|NT1100 エレクトリック サスペンション
HONDA「NT1100」2025年モデル欧州仕様車スペック
- 全長×全幅×全高:2240×860×1340mm
- ホイールベース:1535mm
- 最低地上高:175mm
- シート高:820mm
- 車両重量:238kg
- 車両重量:248kg
- 車両重量:249kg+12kgのパニアケース
- エンジン形式:水冷4ストロークSOHC4バルブ並列2気筒
- 総排気量:1084cc
- ボア×ストローク:92×81.5mm
- 圧縮比:10.5
- 最高出力:75.0kW/7500rpm
- 最大トルク:112N・m/5500rpm
- 燃料タンク容量:20.4L
- 変速機形式:6速リターン
- 変速機形式:6速DCTリターン
- 変速機形式:6速DCTリターン(ES仕様車)
- キャスター角:26.5°
- トレール量:108mm
- ブレーキ形式(前・後):Φ310mmダブルディスク・Φ310mmシングルディスク
- タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17(58W)・180/55ZR17(73W)
- 最高速度:200km/h