HONDAが「CB125R」の2024年型を欧州で発表! TFTメーターと新スイッチ等を装備
2024年3月21日、HONDAは欧州で「CB125R」の2024年モデルを発表した。
日本でも原付二種ネイキッドスポーツとして人気の「CB125R」。欧州でニューモデルとなる2024年型が発表された。
エンジン、マフラーをはじめとする各パーツを中心部に集中して配置。そこから生み出されるのは、凝縮感のあるプロポーションと軽快さ。上質なライディングフィールを視覚から訴えかけるダイナミックな仕上がりは、「バイクに乗ること」そのものの楽しさを刺激する。
後方に向かって絞り込まれたタンクシェルターとアグレッシブなシュラウドのハーモナイズによって立体感を強調。ライダーとバイクとの一体感を演出する。
HONDA「CB125R」欧州仕様・2024年モデルの特徴
軽快かつ鋭いレスポンスが楽しめる、124cm³の水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載。
低回転から高回転まで、スロットル操作に対するリニアな加速感を得られるエンジン特性を追求した。
軽量コンパクトな車体の持ち味と相まって、よりスムーズな加速フィールに貢献している。また、吸気系には前後に長いエアクリーナーを採用することで、吸気の流れをストレート化し吸気抵抗を低減。
エンジンは現地の最新排ガス規制「EURO5+」に対応。
2室構造のダウンショートマフラーを車体中心下部にコンパクトに収めることで、マスの集中化に寄与し、軽快な走りに貢献。凝縮感のあるサイドビューで、造形美を楽しめるシルエットに。
また、単気筒エンジン特有のパルス感のあるサウンドが走りの楽しさを演出する。
フレームに選択したのは、優れた靱性の高張力鋼スチール。ピボットプレート部は、メインフレーム部から独立させる事で後輪荷重を軽減し、高い運動性能を両立させている。
メインパイプとヘッドパイプの剛性の最適化により、軽快感のあるハンドリングを実現している。
もともとショーワ製のSFF-BP倒立フォークやIMU付きのABSなど、クラスを越えた装備が特長だったがさらに進化を遂げた。
フロントサスペンションにショーワ(日立Astemo株式会社)製SFF-BP倒立フロントフォークを採用し、前輪の路面追従性を追求。軽量アルミホイール、ラジアルタイヤと合わせることで軽快で上質なライディングフィールに貢献している。
スイングアームは、高剛性としなやかさを兼ね備えた高張力鋼板製スイングアーム。
リアサスペンションは、ピストンバルブの大径化を図る分離加圧式を採用し、軽量化と優れた応答性に貢献。
フロントには、φ296mmのウェーブ形状ハブレスフローティングディスクと対向4ポッドラジアルマウントキャリパーを、リアにはφ220mmのウェーブ形状ディスクを装備。これにより、安定したコントロールと上質なフィーリングを可能に。
急制動時の後輪浮き上がりを効果的に抑制するIMU(車体姿勢推定システム)付ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を装備。
前・後輪に装備した車輪速センサーからの情報をもとに、走行中、自己診断機能付ECUがタイヤのロックを監視。
ブレーキのかけ過ぎや急な路面変化によるタイヤのロック傾向を検知するとタイヤのロックを回避し、ブレーキング時の安心感を高めている。
メーターには大型クラスでいま採用が相次ぐTFTフルカラーディスプレイを搭載、サイズは5インチ。
また左スイッチボックスには、TFTディスプレイを操作するために新たなタイプのセレクトスイッチが装備された。
HONDA「CB125R」欧州仕様カラーバリエーション
- マットサイノスグレーメタリック
- パールクールホワイト
- リーフシーブルーメタリック
- パールスプレンダーレッド
HONDA「CB125R」欧州仕様スペック
- 全長×全幅×全高:2025×820×1055mm
- ホイールベース:1345mm
- 最低地上高:140mm
- シート高:816mm
- 車両重量:130kg
- エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
- 総排気量:124.9cc
- ボア×ストローク:57.3×48.4mm
- 圧縮比:11.3
- 最高出力:11.0kW/10000rpm
- 最大トルク:11.6N・m/8000rpm
- 燃料タンク容量:10.1L
- 変速機形式:6速リターン
- キャスター角:24.2°
- トレール量:90.2mm
- ブレーキ形式(前・後):Φ296ディスク・Φ220mmディスク
- タイヤサイズ(前・後):110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H
- 燃料消費率 WMTCモード値 45.5km/L 1名乗車時