キャブメンテナンス

キャブレターは、オートバイの燃料供給を担う繊細な装置。
日常メンテナンスを怠ると、始動不良や加速不良などのトラブルに直結します。
キャブレターはアナログな機構だからこそ、メンテナンス次第で性能が大きく変わります。
ちょっとした気配りが、快適なライディングにつながります。
キャブレターの日常メンテナンスで注意すべきポイントを解説します。
ガソリンの劣化防止

- 長期間乗らないときは注意:ガソリンは時間とともに劣化し、キャブ内部でゲル状になって詰まりの原因になります。
- 対策:定期的にエンジンを始動(最低でも月1回)。ガソリン添加剤を使用して劣化を防止。長期保管時はキャブ内のガソリンを抜く。
キャブレタークリーナーの使用

- 簡易洗浄:分解せずにスプレータイプのキャブクリーナーを吸気側から噴射することで、軽度の詰まりを解消可能。
- 注意点:ゴム部品に直接かけない(劣化の原因になる)。使用後はエンジンを始動して残留物を排出。
異常の兆候を見逃さない

- こんな症状が出たら要注意:アイドリングが不安定。エンジンの始動性が悪い。アクセルの反応が鈍い。
- 原因の多くはジェット類の詰まりやフロートバルブの固着。
定期的なオーバーホール(分解清掃)

- 頻度の目安:年1回程度、または不調を感じたとき。
- 注意点:小さな部品が多いため、紛失防止に写真を撮りながら作業。ゴムパーツやガスケットは新品に交換。ジェット類の穴詰まりは専用ツールで清掃。
エアクリーナーとの連携

- 吸気系の汚れはキャブにも影響:エアクリーナーが汚れていると混合気のバランスが崩れ、キャブの調子が悪くなる。
- 定期的な清掃・交換が重要。
メンテナンスのコツ
- 作業前にサービスマニュアルを確認。
- 分解が不安ならプロに依頼するのも手です。
- キャブ車は“手間がかかる分、愛着が湧く”のが魅力。



















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































