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ペイント

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2025年10月3日

オートバイの塗装をDIYで行うのは、手間はかかりますが達成感もひとしお。

DIY塗装は「お金と手間を惜しまない」ことが成功の秘訣とも言われています。

オリジナルのカラーリングで、愛車にもっと愛着が湧くはずです。

自分だけのカスタムバイクを作る第一歩として、以下のノウハウを参考にしてみてください。

 

注意点とコツ

  • 塗装環境を整える:風のない日、湿度が低く、気温が15〜25℃の屋内が理想。
  • スプレー缶は高品質なものを選ぶ:安価なものは垂れやすく、仕上がりに差が出る。
  • 塗装は薄く重ねる:一度に厚く塗ると垂れやすく、乾燥不良の原因に。
  • 塗料は使い切らない:ガス圧が下がると気泡が混入しやすくなる。
  • ヤスリがけは徹底的に:下地処理が仕上がりを左右する。水研ぎも忘れずに。
  • 乾燥時間をしっかり確保:各工程で十分な乾燥時間を取ることで、塗膜の強度が上がる。

必要な基本ツール・材料

  • スプレー缶塗料(ホルツやソフト99などの車両用がおすすめ)
  • プライマー(下地塗料)
  • ウレタンクリア(仕上げ用。耐久性が高い)
  • サンドペーパー(#400〜#1500程度の耐水ペーパー)
  • ペイントリムーバー(古い塗装の除去)
  • 脱脂剤(塗装前の油分除去)
  • マスキングテープ・新聞紙やビニールシート
  • 保護具(ゴム手袋、マスク、ゴーグル)

武蔵ホルト「カラー調合システムMINIMIX」

 

車種ごとのボディカラーを調合できる今までになかったペイントシステム。
今、乗っているバイクと同じカラーで補修できる。

今まで合うカラーのなかったユーザーの皆様(約40%)から高い支持。

自動車用塗料は急速に進化しています。その高性能ペイントを調色し、 瞬時にエアゾール充填。
それが生まれ変わったホルツの「MINIMIX」です。※全国設置店

基本的な手順

  1. 分解・洗浄:塗装するパーツを取り外し、汚れや油分をしっかり落とす。
  2. 旧塗装の除去:ペイントリムーバーやサンドペーパーで古い塗膜を剥がす。
  3. 足付け(表面の粗し):サンドペーパーで表面を均一にして、塗料の密着性を高める。
  4. 脱脂処理:脱脂剤で油分を完全に除去。
  5. マスキング:塗装しない部分をしっかり保護。
  6. 下塗り(プライマー):薄く均一に数回に分けて塗布。乾燥後に軽く研磨。
  7. 本塗り(カラー塗料):色ムラが出ないように、複数回に分けて塗布。
  8. 仕上げ(ウレタンクリア):光沢と耐久性を出すために厚めに塗布。乾燥後に水研ぎで仕上げ。

(手順1~4)分解・洗浄・下地処理の詳細

分解作業の詳細ステップ

 

① 塗装対象の選定:タンク、フェンダー、サイドカバーなど、塗装したいパーツを明確に。

  • 電装系やエンジン周辺は塗装対象外にするのが一般的。

② 必要工具の準備:ソケットレンチ、メガネレンチ、ドライバーセット

  • 六角レンチ(アレンキー)、プライヤー
  • パーツトレイやジップ袋(ネジの紛失防止)

③ パーツの取り外し:バッテリーを外して通電を遮断(安全対策)

  • 各パーツを順番に外す。写真を撮りながら進めると再組立が楽。
  • ネジやボルトは部位ごとにラベル分けして保管。

④ 配線・ホース類の処理:電装系のカプラーは無理に引っ張らず、ロックを解除して外す。

  • ホース類はマスキングして塗料がかからないように。

 
■洗浄作業の詳細ステップ

 

① 表面の汚れ落とし:中性洗剤で泥・油汚れを落とす(カーシャンプーでも可)

  • ブラシやスポンジで細部まで洗浄

② 脱脂処理:シリコンオフやパーツクリーナーを使用

  • ウエスに染み込ませて拭き取り、乾いた布で仕上げ
  • 手の油分もNGなので、ニトリル手袋を着用

③ サビ・腐食の確認:サビがある場合はワイヤーブラシやサンドペーパーで除去

  • 深い腐食はパテ処理や板金が必要になることも

④ 乾燥:完全に乾燥させる(自然乾燥 or エアブロー)

  • 湿気が残ると塗料の密着不良や泡の原因に

 

■注意点とコツ

 

  • 素手で触らない:手の汗や皮脂が塗装不良の原因になる
  • 分解前に写真を撮る:再組立時のトラブル防止
  • ネジの管理は徹底的に:磁石付きトレイや袋で分類
  • 洗浄後すぐに塗装しない:最低でも数時間は乾燥させる

Posted by 夏木 陽