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他のオイルフルード

他のオイルフルード

2025年10月2日

オートバイに使われるオイル・フルード類には、主にエンジンオイル(4サイクル・2サイクル)、ブレーキフルード(DOT4など)、クッションオイル(フロントフォーク用)、ギアオイル(ミッションやデフ用)があります。

それぞれ潤滑・冷却・作動性の確保など異なる役割を持ち、車種や用途に応じて適切な種類を選ぶことが重要です。

 

ブレーキフルード(Brake Fluid)

画像はイメージです。

特徴

  • ブレーキの油圧を伝える作動液。高温でも沸騰しにくいことが重要。
  • 吸湿性があり、時間とともに性能が劣化する。
  • 主に「DOT規格」で分類される(DOT3, DOT4, DOT5.1など)。

選び方

  • DOT4:一般的なバイクに最適。街乗り〜ツーリングまで対応。
  • DOT5.1:高性能でサーキット走行やスポーツ走行向け。
  • DOT5:シリコン系で特殊用途(旧車やハーレーなど)。他規格と混ぜられないので注意。
  • 定期交換(1〜2年ごと)が推奨されます。

ブレーキフルードの主力ブランド

WAKO’S(ワコーズ)

  • 日本のケミカルメーカーで、品質と安定性に定評あり。
  • 「BF-4」や「SP-4」など、DOT4規格対応の高性能フルードを展開。
  • 吸湿性が低く、長期間安定した制動力を維持。
WAKO’S

MOTUL(モチュール)

  • フランス発の高性能オイルブランド。
  • 「DOT 5.1」や「RBF 600」など、サーキット走行にも対応する高沸点タイプが人気。
  • レースシーンでも使用される信頼性の高い製品。
画像はイメージです。

サスペンションオイル(Front Fork Oil)

画像はイメージです。

特徴

  • フロントフォーク内で減衰力を調整するオイル。乗り心地や操縦性に直結。
  • 粘度によってサスペンションの動きが変わる。

選び方

  • 粘度は「#5」「#10」「#15」などで表示され、数字が大きいほど硬め。
  • 街乗りや快適性重視なら#5〜#10。
  • スポーツ走行や重めの車体には#15以上。
  • メーカー指定粘度を基本に、好みに応じて調整するのがベスト。

サスペンションオイルの主力ブランド

KYB(カヤバ)

  • サスペンションメーカーとして世界的に有名。
  • 純正採用も多く、「G10S」「G15S」など粘度別にラインナップ。
  • フォークの動きに合わせた減衰特性が高評価。
KYB

SHOWA(ショーワ)

  • ホンダ系車両に多く採用されるサスペンションメーカー。
  • 純正フォークオイルとして信頼性が高く、安定した減衰力を発揮。
  • 粘度調整の幅も広く、カスタムにも対応。
SHOWA

ギアオイル(Gear Oil)

画像はイメージです。

特徴

  • ミッションやデフなどのギア部を潤滑・冷却・保護するオイル。
  • 特にスクーターや一部の大型バイクで使用される。

選び方

  • 粘度は「SAE 80W-90」「75W-140」などで表示。
  • 指定粘度・API規格(GL-4、GL-5など)を守ることが重要。
  • 高負荷・高温環境では化学合成油が推奨されることも。

ギアオイルの主力ブランド

Castrol(カストロール)

  • 世界的に展開する潤滑油ブランド。
  • 「MTX」シリーズなど、2輪車専用ギアオイルを展開。
  • 高温・高負荷でも安定した潤滑性能を維持。
カストロール

YAMALUBE(ヤマルーブ)

  • ヤマハ純正ブランド。スクーターやミッション車向けに専用設計。
  • 「ギアオイル SAE80」など、純正指定で安心して使用可能。
  • 国内ユーザーからの信頼も厚い。
YAMALUBE(ヤマルーブ)

Posted by 夏木 陽