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フェイスマスク

フェイスマスク
画像はイメージです。

2025年11月8日

フェイスマスクは、ヘルメットで覆いきれない顔の大部分や首元を保護し、季節や環境に合わせた快適性をライダーに提供します。

 

フェイスマスクの主な種類と形状

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フェイスマスクは、主に覆う範囲によって以下の種類に分類されます。

バラクラバ(フルフェイスタイプ / 目出し帽)

  • 形状: 目元以外の顔全体から首までを完全に覆う一体型。頭部も覆うため、ヘルメットのインナーキャップも兼ねます。
  • 用途:
    • 防寒・防風: 最も高い防寒・防風性能を発揮し、特に厳寒期や高速走行時に威力を発揮します。
    • ヘルメット内の清潔維持: 汗や皮脂を吸い取り、ヘルメットの内装の汚れやニオイを防ぎます。
  • 機能: 高い保温性、防風ラミネート加工、呼吸しやすいよう口元に通気性の良いメッシュや穴を設けた立体構造。

半面マスク(ハーフフェイスタイプ)

  • 形状: 口元から鼻、頬、そして首元の一部を覆うタイプ。耳まで覆えるものが多いです。
  • 用途:
    • 防寒・防風: フルフェイスタイプよりも着脱が容易で、手軽な防寒対策として使用されます。
    • 排ガス・塵対策: 走行中に吸い込みやすい車の排気ガス粉塵の吸入を軽減します。
  • 機能: 口元に呼吸用の穴やバルブが設けられ、シールドの曇りを防止しつつ防風性を確保します。

チューブタイプ(バフ/ネックガード兼用)

  • 形状: 伸縮性のある筒状の布。首だけでなく、鼻や口まで引き上げてフェイスマスクとしても使用可能。
  • 用途:
    • 多用途性: ネックガード、フェイスマスク、キャップ、ヘッドバンドなど、様々な使い方ができる。
    • 夏場のUV対策: 首元や顔の日焼け防止が主な目的となる。
  • 機能: UVカット機能、接触冷感、吸水速乾性。

季節別の用途と機能(素材の重要性)

フェイスマスクは、季節によって求められる機能が大きく異なります。

画像はイメージです。

冬用マスク(防寒重視)

求められる機能採用素材・構造の例
防風性ネオプレーン(ウェットスーツ素材)、
防風ラミネートを挟んだ3層構造。
保温性フリース裏起毛素材ボア素材
首元の体温を逃がさない。
曇り防止口元のベンチレーション(通気口・メッシュ)
呼気を下方にスムーズに排出し、
ヘルメットのシールドへの影響を軽減する立体構造。
フィット性伸縮性の高い素材(ライクラなど)を使用し、
ヘルメット着用時のゴワつきや不快感を抑える。

夏用マスク(冷感・UV対策重視)

求められる機能採用素材・構造の例
UVカットUPF(紫外線保護指数)の高い素材。顔や首の日焼けを防止
吸水速乾性クールマックスなどの高機能繊維。
汗を素早く吸収・拡散し、不快なムレを軽減
接触冷感触れたときにひんやりと感じる特殊素材。
気化熱を利用して、ヘルメット内の暑さを和らげる。
通気性高通気性メッシュ。熱や湿気を溜めず、快適性を維持する。

その他の重要な機能

  • 排ガス・塵対策: 走行時の車の排気ガスや空気中のを直接吸い込むのを防ぐフィルター機能を持つモデルもあります。
  • 抗菌防臭加工: 汗をかくインナー用品であるため、抗菌防臭加工が施されていることで、ニオイの発生を防ぎ、清潔に使用できます。
  • ヘルメット対応形状: 特にフルフェイスタイプのマスクは、ヘルメットを着用した状態での快適性や、ゴーグル・シールドとの干渉が少ない形状に設計されています。

フェイスマスクを選ぶ際は、ご自身のライディングがどの季節に多いか、そしてどのようなヘルメットを着用するか(フルフェイスか、ジェットかなど)を考慮し、目的に合った形状と機能を持つモデルを選ぶことが大切です。

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Posted by 夏木 陽