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アウター式ガード

アウターガード
画像はイメージです。

2025年11月9日

アウターガードは、既存のジャケットやウェアに追加で装着する独立したプロテクター、またはアウターウェアとして設計されつつ、より高い防御力や機能性を持つプロテクターを指すことが多いです。

その機能と用途について、詳しく解説します。

 

アウターガードの機能と用途

ここでいう「アウターに装着するガード」は、主に以下の2つのタイプに分けられます。

単体装着型プロテクター(オーバープロテクター)

これは、ライディングジャケットなどの上から、または普段着などの下に、ベルトやゴムバンドなどで固定して装着するタイプのプロテクターです。

 

機能 詳細
衝撃吸収・分散転倒や衝突時に、硬質素材(ABS、ポリプロピレン、硬化ウレタンなど)や新素材(D3Oなど)が
身体の特定の部位(胸部、背中、肘、膝など)への衝撃を緩和・分散し、骨折や重傷を防ぎます。
浸透防止硬い突起物などが身体に突き刺さるのを防ぐ、物理的なバリアとしての機能があります。
特に硬いハードタイプのプロテクターがこの役割を担います。
ファッションとの両立プロテクター機能を持たない私服やファッション性の高いアウターを着る際に、
安全性を手軽に追加できます。
着脱の容易さジャケットに内蔵されたプロテクターと異なり、単体で簡単に装着・脱着できるため、
目的地での休憩時などに外しやすいです。
オーバープロテクター
用途 目的
胸部・脊椎の保護強化死亡事故の原因として頭部に次いで多い胸部や脊椎(背中)を重点的に守りたい場合に、
既存ウェアに追加して装着します。
私服でのライディング「身体は守りたいが、バイクウェアではない服装で走りたい」ライダーが、
普段着の上に(または下に)装着し、安全性とファッション性を両立させます。
防御力のアップグレードウェアに標準装備されているプロテクターよりも、
さらに防御力の高いプロテクターに付け替えたり、追加したりする場合。
オフロード走行オフロード走行向けの防御力が高いハードプロテクターを、
ジャージなどの上から装着します(ブレストガード、ニーブレイスなど)。

まとめ

「アウターに装着するガード」は、既存のウェアに安全性を手軽に追加・強化したい、あるいはファッション性と安全性の両立を図りたいライダーにとって非常に有効な選択肢となります。

特に、死亡事故の主要な原因である胸部を保護するプロテクターは、単体装着型であれ、一体型であれ、積極的に着用することが推奨されています。

オーバープロテクター

Posted by 夏木 陽