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防寒ウエア類

防寒ウェア
画像はイメージです。

2025年11月7日

防寒ウェアのニーズは、寒冷な気候での保温性、風を通さず、快適な防風性、通気性があり、動きやすい快適性、長時間の使用に耐えうる耐久性、雨や雪を防ぎ、乾燥を保つ防水性などがあります。

 

冬のライディングを楽しむために、自分のスタイルや目的に合った防寒ウェアを選んでくださいね!

 

画像はイメージです。

防寒ウェアの性能

  • 防風性: 風をシャットアウトし、体温の低下を防ぐ。
  • 断熱性: 中綿やウールライナーで保温効果を発揮。
  • 防水性: 雨や雪から体を守るための撥水加工を採用。
  • 透湿性: 内側の蒸れを軽減するため、通気性を確保。
  • 多層構造: レイヤリング可能な設計で、温度調整が容易。

防寒ウェアのタイプと特徴

  • ウィンタージャケット: 防寒・防水性能が高く、プロテクターを内蔵。
  • レザージャケット(裏地付き): 防風性と高いスタイリッシュさを両立。
  • 電熱ウェア: バッテリー駆動で加熱し、真冬でも快適。
  • 防寒パンツ: 裏地にフリースや防水加工を施し、膝プロテクターを標準装備。
  • インナースーツ: 軽量で体に密着し、体温を保持。
  • ネックウォーマー: 首元の防寒に特化し、風の侵入を防ぐ。
  • ウィンターグローブ: 厚手で断熱素材を使用し、手の指先を保護。
  • ブーツカバー: 靴全体を包み、冷風や水分を遮断。

選び方のポイント

  • フィット感: 動きを妨げず、体に合ったものを選ぶ。
  • 素材: 防風・断熱効果が高い素材を重視。
  • プロテクターの有無: 安全性を兼ね備えたモデルを選ぶ。
  • 軽さ: 長時間の着用でも疲れない軽量タイプ。
  • デザイン: 見た目と機能を両立するものが理想。

オートバイ用の防寒ウェア類は、それぞれ異なる機能と用途を持ち、寒い季節のライディングを安全かつ快適にするために欠かせない装備です。

以下に、それぞれの機能、用途、および主要な特徴について詳しく解説します。

1.ウィンタージャケット (Winter Jacket)

ウインタージャケット

機能と特徴

特徴詳細補足
防風性能表地と裏地の間に防風フィルム
(例:ゴアテックス、各社オリジナル素材)を挟むことで、
走行風の侵入を徹底的にシャットアウトします。
体温低下の最大の原因である風を防ぐ、
最も重要な機能です。
保温材(中綿/ダウン)ジャケット内部に**中綿(ポリエステル)ダウン(羽毛)を入れ、
体温で温められた空気を保持し、断熱効果を高めます。
軽量で保温性に優れる素材が採用されます。
防水・透湿性突然の降雪や雨に対応するための防水機能と、
汗による蒸れを外に逃がす透湿機能を兼ね備えています。
快適性を維持し、汗冷えを防ぐために重要です。
大型プロテクター肩、肘、背中などに、厚手の生地に適合した大型のプロテクターを
装備しています。
生地が厚くなる分、
プロテクターの位置がずれにくい立体構造が重要です。

用途

  • 厳冬期の一般走行・ツーリング:外気温が10°Cを下回るような寒い季節の長距離走行に適しています。
  • 全天候型ライディング:雪や雨が予測される、厳しい気象条件での使用。

2.レザージャケット (Leather Jacket)

レザージャケット

ここでは、防寒性に焦点を当てた場合のレザージャケットの特徴を解説します。

機能と特徴

特徴詳細補足
高い防風性天然素材である革(レザー)は、その緻密な繊維構造により、
走行風をほぼ完全に遮断する高い防風性能を持ちます。
特に風速が高い高速走行時に
その効果を発揮します。
保温性(インナー併用)革自体に断熱性はあまりありませんが、
内側にボアキルティング加工を施した
着脱式インナーを装備することで、
保温力を高めます。
体温で温められたインナー内の空気を
革が閉じ込める構造です。
耐摩耗性・プロテクション他の素材に比べて最高の耐摩耗性を持ちます。
肩、肘、背中にプロテクターを装備。
万が一の転倒時にも下敷きになりにくく、
高い安全性を誇ります。
経年変化(エイジング)着用を重ねるうちに体形に馴染み、
独自の風合いが出るため、長期間愛用できるのが特徴です。
馴染むことで着心地と運動性が向上します。

用途

  • 秋冬のライディング:高い防風性で風による冷えを防ぎます。特にクラシックやアメリカン、ネイキッドなどのスタイルに好まれます。
  • スポーツライディング:タイトなフィット感と高い安全性が求められる場面。

3. 防寒パンツ (Winter Pants)

防寒オーバーパンツ

機能と特徴

特徴詳細補足
全面防風・保温ジャケットと同様に、走行風を防ぐ防風フィルムと、
下半身を温める中綿裏起毛素材を組み合わせ、
冷えやすい腰や太ももを保護します。
下半身の冷えは疲労や体調不良に直結するため、
非常に重要です。
防水・透湿素材巻き上げの水や突然の雨・雪に対応する防水性と、
ムレを防ぐ透湿性を兼ね備えています。
特に座面や膝下は水に濡れやすいため、
防水性が重視されます。
膝・腰プロテクター転倒時に重要な膝(ひざ)と腰(ヒップ)に、
CE規格などのプロテクターを内蔵または装備可能。
プロテクターの位置が乗車姿勢で正しく固定される
立体裁断が施されています。
オーバーパンツ構造普段履きのズボンやジーンズの上から重ねて履くことを前提とした
オーバーパンツの形式が多いです。
裾を大きく開くことができ、脱着が容易です。

用途

  • 厳冬期の通勤・通学、ツーリング:普段着の上から手軽に装着し、防寒対策を完了したい場合に最適です。
  • 全天候型ライディング:積雪の恐れがある日や、悪路走行時。

4.インナースーツ (Inner Suit / Base Layer)

インナーパッドスーツ

ここでは、防寒用のインナーウェアに焦点を当てて解説します。

機能と特徴

特徴詳細補足
保温性の確保厚手の起毛素材(フリース、裏起毛)や、
体から出る水蒸気を熱に変える吸湿発熱素材を使用し、
体温を逃がしません。
体温の低下を抑え、
アウターウェアの保温効果を高める土台となります。
吸湿速乾・汗冷え防止汗を素早く吸い上げ、外側の生地に拡散させることで、
肌面を常にドライに保ち、
汗冷え(濡れた生地が体温を奪う現象)を防ぎます
ライディングウェアの基本中の基本となる機能です。
防風性能(部分採用)特に冷えやすい胸元や腹部に、
防風フィルムを部分的に配置したモデルもあります。
アウターウェアの弱い部分を補う役割を果たします。
コンプレッション(着圧)適切な着圧で筋肉をサポートし、
疲労の軽減血行促進に寄与します。

用途

  • 全ての冬季ライディング:ジャケットやパンツの下に着用し、防寒ウェアの効果を底上げします。
  • タイトなレザーウェアの着脱サポート:レザースーツなどのタイトなウェアの滑りを良くし、脱ぎ着をスムーズにします。

5. 電熱ウェア (Heated Wear)

電熱ウェア

機能と特徴

特徴詳細補足
積極的な発熱カーボンファイバーニクロム線などの発熱体を内蔵し、
バッテリーまたは車体電源から電力を供給して、
自ら発熱します。
従来のウェアでは達成できない
圧倒的な暖かさを提供します。
部位別発熱胸、背中、首元、腹部、手の甲(グローブ)、太ももなど、
冷えやすい特定の部位を集中的に温めます。
発熱箇所は製品によって異なり、
温めたい場所に合わせて選べます。
温度調節機能複数の温度レベル(例:弱・中・強)の切り替えスイッチがあり、
外部気温や体調に合わせて暖かさを調整できます。
発熱しすぎによる汗かきを防ぐため、
重要な機能です。
電源方式車載電源(バッテリーから配線)
携帯バッテリー(リチウムイオンバッテリー)
を使用するタイプがあります。
車載電源は長時間の使用に、
携帯バッテリーは取り回しの良さに優れます。

用途

  • 極寒期のライディング:外気温が氷点下になるような厳しい寒さの環境下。
  • 長時間・長距離のツーリング:外気温の変化が激しく、一定の暖かさを維持したい場合に最適です。
  • 冷え性対策:体質的に冷えやすいライダーにとって、最も効果的な防寒手段となります。

これらの防寒ウェアを適切に組み合わせることで、「防風」「保温」「発熱」の三重の対策ができ、真冬でも快適で安全なライディングを楽しむことができます。

Posted by 夏木 陽