システムヘルメット
オートバイのシステムヘルメットは、フルフェイスとジェットヘルメットの“いいとこ取り”をした便利なタイプで、ツーリング派や多用途ライダーに非常に人気があります。
ヘルメットは「命を守る最後の砦」。スタイルだけでなく、安全性と快適性のバランスを考えて選ぶことが大切です。
システムヘルメットとは？
- 定義：顎部分（チンガード）が可動式になっており、フルフェイスとしてもジェットとしても使えるヘルメット
- 別名：フリップアップヘルメット、モジュラーヘルメットとも呼ばれる
- 多機能：顎部分を開閉できるため、利便性と安全性のバランスが良い。
- おすすめ層：メガネ使用者やツーリング派に人気。
- デメリット：構造が複雑でやや重い。
主な用途
| 用途 | 説明 |
|---|---|
| ツーリング | 長距離走行時に安全性と快適性を両立。休憩時にチンガードを開けて水分補給や会話がしやすい |
| 街乗り | 低速走行時は開放してジェット風に使える。信号待ちや停車中の利便性が高い |
| メガネ使用者 | チンガードを開けて着脱できるため、メガネの装着がスムーズ |
| インカム使用 | 通話やナビ音声を聞きながら走行するライダーに最適。インカム対応モデルが多い |
特徴とメリット
利便性
- 顎部分を開閉できるため、飲食・会話・メガネの着脱が容易
- ヘルメットを完全に脱がずに行動できる
安全性
- フルフェイスに近い構造で頭部全体を保護
- 一部モデルは安全規格（SG、PSC、JIS）を取得済み
機能性
- インナーバイザー（サングラス）内蔵モデルあり
- 通気性・静音性・軽量化など、快適性を追求した設計が多い
デメリット・注意点
- 重量：構造が複雑なため、一般的なフルフェイスより重め
- 剛性：可動部があるため、衝撃耐性はフルフェイスより若干劣る場合も
- 価格：高機能モデルはやや高価
代表的なブランドとモデル例
| ブランド | モデル名 | 特徴 |
|---|---|---|
| OGK KABUTO | RYUKI | 軽量・インナーサンシェード付き・日本人向け設計 |
| HJC | RPHA 90S / i90 | 高い静音性と快適性・インカム対応 |
| LS2 | ADVANT-X F | チンガード180度可動・高コスパ・欧州デザイン |