＊トライク

2025年5月20日2025年11月4日

三輪バイクは、オートバイの操作感を保ちつつ、高い安定性を持つ乗り物です。

二輪バイクと異なり、自立するため停車時の転倒リスクが低く、初心者でも扱いやすいのが特徴です。

三輪バイクには大きく分けて「トライク」「リバーストライク」「リーントライク」のタイプがあります。

「リーントライク」以外は自動車に近い操作感があり、初心者でも扱いやすいですが、旋回時にはバイク特有のバンクができないため、やや異なる乗り味になります。

トライクは、一般的に後輪が二輪の構造で、安定性が高く転倒しにくいのが特徴です。自動車に近い操作感があり、初心者でも扱いやすいですが、旋回時にはバイク特有のバンクができないため、やや異なる乗り味になります。
リバーストライクは、前輪が二輪で後輪が一輪の構造です。前輪の接地面が広いためブレーキング時の安定性が高く、カーブ時のグリップが向上します。スポーツ走行にも向いており、安定性と機動性を兼ね備えています。
リーントライクは、三輪でありながら傾いてコーナリングが可能な設計です。通常のバイクのようにバンクしながら走行できるため、スポーティな走行感覚を楽しめます。安定性とバイクらしさを両立させた構造です。

トライク（三輪バイク）とは

トライク（Trike: Tricycleの略）は、3つの車輪を持つオートバイの形状をした乗り物です。

その特徴的な構造から、二輪車と四輪車の「良いとこ取り」をした特性を持ちます。

日本では、その構造や車輪の幅などにより、法的な扱いが「自動車」と「二輪車」に分かれるため、機能や特徴もそれに依存します。

ここでは、主に「自動車」扱いとなる一般的なトライクについて解説します。

トライクは、高い安定性と開放感を両立させることが大きな機能であり、幅広い用途で活用されます。

主な機能（二輪車との比較メリット）:
- 自立安定性: 3輪構造のため、停車時や低速走行時にバランスを取る必要がなく、立ちごけの心配がありません。
- バック機能: バックギアを備えているモデルが多く、重い車体でも方向転換や取り回しが容易です。
- 快適性・積載性: シートが広く、長距離でも負担の少ないライディングポジションが可能です。また、荷物を積むためのカーゴスペース（トランク）を確保しやすいです。
主な用途:
- レジャー・ツーリング: バイクのような開放感を楽しみつつ、高い安定性と積載性から、長距離のツーリングや日帰り旅行に適しています。
- 街乗り・日常利用: 停車時の足つきやバランスを気にせず乗れるため、体力に自信がない方や、二輪車の運転に不安がある方の新しい移動手段としても選ばれています。
- 個性的な移動手段: 注目度が高く、自由にカスタマイズできるため、自己表現やビジネスのPRにも利用されます。

トライクを定義づける主要な特徴は、「3輪」という構造と、日本における「普通自動車免許で運転可能」という法的な扱いです。

特徴的な要素	詳細	備考
車輪数	3輪（前1輪＋後2輪、または前2輪＋後1輪）	車輪の配置は様々ですが、左右対称構造が基本です。
安定性	転倒リスクが極めて低い。低速時や停止時も自立する。	二輪車に乗り慣れていない人にとって大きな魅力。
操縦特性	カーブ時に車体を傾けずに旋回する（自動車と同じ感覚）。	バイクのように車体を倒して曲がるタイプ（特定二輪車/LMWなど）は、トライクとは区別され、二輪免許が必要です。
運転免許	普通自動車第一種免許が必要（排気量問わず）。 AT限定免許でも運転可能なモデルが多い。	二輪免許では運転できません（※LMWなどの例外を除く）。
ヘルメット	着用義務がない（法規上は自動車扱いのため）。	強い走行風や安全性を考慮し、任意で着用するライダーも多いです。
登録・税制	道路運送車両法上は「側車付オートバイ」などとして扱われることが多い。	車庫証明は不要。税金や高速道路料金は、登録区分により異なります（二輪車料金に近いケースが多い）。

トライクは、二輪車が持つ開放感や爽快感を持ちながら、四輪車に近い安定性と利便性を備えた、独自の乗り物として人気を集めています。