ツーリングバイク用

2025年3月3日2025年10月26日

ツーリングバイク用タイヤは、長距離走行や多様な路面状況に対応するために設計された、バイクライダーの旅の相棒とも言える重要なパーツです。

ツーリングタイヤは「安全・快適・楽しさ」の三拍子が揃ってこそ真価を発揮します。

走行スタイルや目的地に合わせて、最適なタイヤを選ぶことが、旅の質を大きく左右します。

以下に、機能・用途・特徴を詳しく解説します。

ツーリングバイク用タイヤの主な機能

• ロングライフ性能（耐摩耗性）
  • 長距離走行でも摩耗しにくく、頻繁な交換が不要。
  • 高耐久コンパウンドを使用している。
• ウェットグリップ性能
  • 雨天や濡れた路面でも安定した走行が可能。
  • 各メーカーがレイングリップ性能に力を入れて開発。
• 高速安定性
  • 高速道路での直進安定性が高く、振動やブレを抑える構造。
  • 特にラジアルタイヤは高速走行に強い。
• 快適性
  • 路面の凹凸を吸収しやすく、長時間のライディングでも疲れにくい。
  • 振動吸収性や静粛性にも配慮されている。

用途に応じたタイヤ選び

特徴まとめ

• 構造の違い
  • ラジアルタイヤ：高速走行向き、スポーツ性能重視。
  • バイアスタイヤ：耐荷重性・耐久性重視、オフロードにも対応。
• サイズと素材
  • 車体に合ったサイズ選びが重要（幅・扁平率・リム径）。
  • 素材によって温まりやすさや軽さが変わる。
• ブランド例
  • ブリヂストン「BATTLAX T32」：雨天でも高グリップ。
  • ダンロップ「Trailmax」：耐久性と悪路対応力が高い。
  • ミシュラン「ROAD 6」：快適性とロングライフ性能のバランス。

タイヤ規格

トレッド幅無負荷状態のタイヤのトレッド模様部分の両端の直線距離タイヤの総幅無負荷状態のタイヤの最も幅の広い部分を測定した値。（側面形状により測定する部位が異なる）断面幅（タイヤ幅）タイヤのサイドウォール（側面）の、模様、文字などを除いた幅。適用リムタイヤ性能を有効に発揮させるために適したリム幅で、標準リムと許容リムがあります。タイヤ外径無負荷状態のタイヤの外径。タイヤの高さタイヤ外径とリム径の差の2分の1。偏平率タイヤの断面幅に対する断面高さの比。

※トレッド幅、タイヤの総幅タイヤ外径については、タイヤを標準リムに装着し、規定の空気圧としたときの数値です。

速度記号

規定の使用条件で、そのタイヤが走行できる 最高速度を示す記号です。

ロードインデックス

規定の使用条件で、そのタイヤに負荷できる 最大負荷重能力を示す指数です。