道交法 – 普通自動二輪車
「普通自動二輪車」（普通二輪車）とは、排気量が50ccを超え400cc以下の自動二輪車を指します。
これらを運転するには普通自動二輪免許が必要です。
車両の種類や排気量に応じて、小型限定やAT限定など、いくつかの種類が存在します。
※このページでは、250㏄以上400㏄以下の二輪車を対象として解説します。
普通自動二輪車の主な特徴
- 運転可能な排気量 250cc〜400ccまで スポーツタイプからネイキッド、ツアラーまで幅広い車種が対象。
- 高速道路・自動車専用道路の走行が可能 原付や小型二輪と違い、長距離移動にも対応。
- 二人乗りが可能（免許取得後1年以上） タンデム走行が認められており、ツーリングにも最適。
- AT限定とMT免許が選べる スクーター中心ならAT限定でもOK。ギア付きバイクに乗るならMT免許が必要。
- 車検は不要（250cc以下） 250cc以下のモデルは車検が不要で維持費が安く済む。
- 趣味性と実用性のバランスが良い 街乗りからツーリングまで幅広く使えるサイズ感。
利用上の注意点
- 車体が大きく重量もあるため、取り回しに注意 特に初心者は立ちゴケやUターン時のバランスに気をつけましょう。
- 安全装備の着用が重要 ヘルメットはもちろん、プロテクターやグローブなども推奨。
- 交差点での事故リスクが高い 特に右折車との衝突や出会い頭事故に注意が必要2。
- カーブではスピードを控えめに 遠心力で膨らみやすく、対向車との接触リスクがある。
- 雨天や夜間は視認性が低下 他車から見えにくくなるため、ライトや反射材の活用を。
- 任意保険の加入を強く推奨 自賠責保険だけでは補償が不十分。万が一に備えて任意保険も検討しましょう。
人気のモデル
- アメリカンスタイルのクルーザーモデル 低く構えたシートとロングホイールベースで、ゆったりとした乗り心地。
- 初心者にも扱いやすい設計 軽量で足つきが良く、街乗りからツーリングまで幅広く対応。
- カスタムベースとしても人気 シンプルな構造で、パーツの交換やドレスアップがしやすい。
- 燃費性能 約46.5km/L（60km/h定地走行） 維持費も安く、日常使いにも最適。
- 価格帯 新車で約60万円前後 コスパの良さとスタイルの両立で、若年層からベテランまで支持。
- 250ccクラス唯一の4気筒エンジン搭載 高回転域まで回るエンジンで、サーキット走行も楽しめる本格スポーツモデル。
- フルカウルのレーシーなデザイン 空力性能とスタイルを両立した外観で、存在感抜群。
- 電子制御装備が充実 トラクションコントロール、クイックシフターなど、上級者向けの機能も搭載。
- 燃費性能 約24km/L（実走行） 高性能ゆえに燃費は控えめだが、走りの楽しさは格別。
- 価格帯 新車で約85万円前後 250ccとは思えない豪華装備と走行性能で、スポーツ志向のライダーに人気。
【道路交通法】
警察庁（国家公安委員会）が管轄し、交通の安全な運行のため、「道路上での人や車両の安全かつ円滑な交通、運転免許、交通事故防止」などを定めております。
■目的：道路上の交通事故を防止し、自動車、自転車、歩行者すべての安全かつ円滑な交通を実現するための交通ルールを定めます。
■主な内容
- 交通ルールの規定（走行方法、一時停止、信号など）
- 運転免許制度
- 交通取締り
- 事故防止、危険防止のための規則
- 違反時の罰則（罰金・懲役など）や行政処分（免許停止・取消し）
【道路運送車両法】
国土交通省が管轄し、車両の整備と安全のため、「自動車（車両）そのものの登録、車検、保安基準など」を定めております。
■目的：自動車などの運送車両の登録、車検、保安基準など、車両そのものの整備・技術的な側面を規定します。
■主な内容
- 車両の登録、届出（ナンバープレートの交付など）
- 車両の保安基準（設計・製造の技術要件、安全確保と公害防止）
- 車両の検査、点検（車検制度）
- 不正改造の禁止