道路運送法 – 第二種原動機付自転車
第二種原動機付自転車、一般的に「原付二種」は、道路運送車両法で定められた車両区分の一つで、排気量50cc超125cc以下のバイク、または定格出力0.6kW超1.0kW以下の電動バイクを指します。
排気量・定格出力
- エンジン：50ccを超え、125cc以下の二輪車。
- 電動機：定格出力0.6kWを超え、1.0kW以下の二輪車。
運転免許
- 「小型限定普通二輪免許」以上が必要：普通自動車免許に付帯する原付免許では運転できません。
- MT車・AT車：「小型限定普通二輪免許」でMT車とAT車の両方、「AT小型限定普通二輪免許」でAT車のみ運転できます。
- 普通自動二輪免許や大型自動二輪免許：これらの上位免許でも原付二種を運転できます。
道路交通上のルール
- 法定速度：一般道での法定最高速度は60km/hです。
- 二段階右折：二段階右折をする必要はなく、自動車と同じ方法で右折します。
- 高速道路：自動車専用道路や高速道路は通行できません。
- 二人乗り：条件を満たせば二人乗りが可能です。
ナンバープレート
- 排気量によって色が異なる。
- 黄色：50ccを超え90cc以下。
- ピンク：90ccを超え125cc以下。
メリット
- 維持費が安価：原付一種に近いコストで維持できる。
- 取り回しが楽：車体が軽量・コンパクトで扱いやすい。
- 走行性能：原付一種よりも余裕のある走行ができ、二段階右折の必要がないため、よりスムーズに走行できます。
2025年11月以降、排ガス規制に対応した「新基準原付」の導入が予定されていますが、第二種原動機付自転車は現行の法規がそのまま適用されます。
人気のモデル
- アウトドア志向の万能モデル スーパーカブをベースにしたオフロード仕様で、キャンプや林道走行にも対応。
- 高い積載性と耐久性 大型リアキャリアやアップマフラーを装備し、荷物の積載や悪路走行に強い。
- 燃費性能：約60km/L（実走行） 長距離ツーリングでも経済的。
- シート高：800mm／車両重量：約120kg 足つきはやや高めだが、安定感があり初心者でも扱いやすい。
- 価格帯：45万〜50万円前後（新車） 実用性と趣味性を兼ね備えた人気モデル。
- ネオクラシックなデザイン レトロな外観と最新技術を融合したスタイルで、街乗りでも映える存在感。
- VVA（可変バルブ）搭載エンジン 低速から高速までスムーズな加速性能を実現。
- 装備充実：LEDライト・ABS・デジタルメーター 安全性と快適性が高く、初心者にも安心。
- シート高：810mm／車両重量：約137kg やや高めの足つきだが、走行安定性は抜群。
- 価格帯：約50万〜52万円前後（新車） デザイン重視派やカスタム好きに人気のモデル
【道路交通法】
警察庁（国家公安委員会）が管轄し、交通の安全な運行のため、「道路上での人や車両の安全かつ円滑な交通、運転免許、交通事故防止」などを定めております。
■目的：道路上の交通事故を防止し、自動車、自転車、歩行者すべての安全かつ円滑な交通を実現するための交通ルールを定めます。
■主な内容
- 交通ルールの規定（走行方法、一時停止、信号など）
- 運転免許制度
- 交通取締り
- 事故防止、危険防止のための規則
- 違反時の罰則（罰金・懲役など）や行政処分（免許停止・取消し）
【道路運送車両法】
国土交通省が管轄し、車両の整備と安全のため、「自動車（車両）そのものの登録、車検、保安基準など」を定めております。
■目的：自動車などの運送車両の登録、車検、保安基準など、車両そのものの整備・技術的な側面を規定します。
■主な内容
- 車両の登録、届出（ナンバープレートの交付など）
- 車両の保安基準（設計・製造の技術要件、安全確保と公害防止）
- 車両の検査、点検（車検制度）
- 不正改造の禁止