教習所（合宿免許）

2025年3月31日2025年10月7日

オートバイの合宿免許は、短期間で集中して取得できるのが最大のメリットです。

宿泊・食事付きで費用も比較的安く、地方でのびのびと教習を受けられる環境も魅力。

仲間と一緒に参加すれば、思い出作りにもなります。

一般社団法人全日本指定自動車教習所協会連合会（全指連）

全指連は、自動車運転者教育の健全な発達をはかることによって、交通の安全と社会公共の福祉に寄与することを目的とし、全国47各都道府県指定自動車教習所協会を会員とする全国規模の業界団体です。各都道府県の指定自動車教習所協会は、管内の指定教習所を会員とします。

自動車運転教育を行っている施設のうち、(1) 資格のある指導員（※人的基準）が配置され (2) コースの面積や作り方、学科を勉強する教室があり（※物的基準） (3) その他教習の内容等（※運営基準）が道路交通法令の定める基準に適合しているものを公安委員会が指定したもので、卒業者には運転免許試験のうち技能試験免除の特典があります。

全国に約1,340余校ありますが、名称は、自動車教習所、自動車学校、ドライビング・スクール、モーター・スクールなど様々です。 毎年、新規免許取得者の約97％に当たる人たちが指定自動車教習所を卒業しており、初心運転者・旅客自動車運転者教育機関の中核をなしています。

人的基準

法令上の資格要件を備えた管理者をおくとともに、法令上の資格要件を備え、公安委員会の審査に合格した指導員・検定員を配置していなければなりません。また、技能検定員は「みなす公務員」として、職務の公平性を強く求められています。

物的基準

コース敷地の面積が8,000㎡(二輪専門教習所は3,500㎡)以上あり、コースの種類、形状及び構造が法令に定める基準に適合しています。そして、技能教習や技能検定を行うために必要な種類の自動車を備えている必要があります。また、学科教育を行うために必要な建物その他の設備、機材を備えていなければならないのです。

運営基準

教習は、法令に定められた所定の教習課程表に基づいて、教習方法、教習時間の基準に適合するように行わなければなりません。

例えば、新規に普通自動車免許を取得しようとすると、学科教習課程26時限、技能教習34時限を行う必要があります。

全国オートバイ（大型自動二輪・普通自動二輪）合宿免許教習所

全国の都道府県別に、大型自動二輪・普通自動二輪の合宿免許教習を実施している主な教習所を以下にまとめました（一部抜粋）。

都道府県別・合宿免許教習所一覧

その他の大型自動二輪・普通自動二輪の取得方法

自動車教習所以外で「大型自動二輪」や「普通自動二輪」の免許を取得する方法として、以下のような選択肢があります。

一発試験（技能試験・学科試験を直接受験）

概要：運転免許試験場で直接試験を受けて合格すれば、教習所に通わずに免許を取得できます。通称「飛び込み試験」や「一発試験」と呼ばれます。

特徴

• 教習所に通う費用が不要（数千円〜1万円程度で受験可能）
• 自分のペースで挑戦できる
• 難易度が高く、合格率は低め（特に技能試験）
• 試験場によっては予約が取りづらいことも

試験内容

• 適性試験（視力など）
• 学科試験（原付免許などを持っていない場合）
• 技能試験（実技：コース走行）

対策方法

• 民間の「一発試験対策スクール」や「練習場」で練習する人も多いです。
• YouTubeなどで試験コースの走行動画を見てイメージトレーニングするのも有効。

自衛隊・警察・消防などの職業訓練

概要：これらの職業に就いている人は、業務上必要な場合に免許取得の支援制度があることがあります。

特徴

• 公費で免許取得できる場合もある
• 一般の人が利用することはできない

海外で取得して日本で切り替える（外国免許切替）

概要：海外で二輪免許を取得し、日本で「外国免許切替手続き」を行うことで、日本の免許に変えることができます。

特徴

• 海外滞在中に取得した免許が活かせる
• 対象国や条件が厳しく、審査もある