カメラステー・ジンバル

オートバイツーリングでの撮影記録において、カメラステーやジンバルは重要なツールとして活用されています。
カメラステーを使用することで、オートバイにアクションカメラやスマートフォンをしっかり固定でき、走行中のダイナミックな映像を安定して記録できます。
ハンドルバーやタンクなど、設置箇所を選ぶことで多様な視点から撮影が可能です。
一方、ジンバルはカメラの揺れを軽減するため、走行中でも滑らかで高品質な映像を撮るのに最適です。
特に、振動が多い道やカーブが連続するシーンでも映像のブレを最小限に抑える効果があります。
これらのツールを組み合わせることで、臨場感あふれるツーリング映像が簡単に作成でき、旅の記録がよりプロフェッショナルな仕上がりとなります。
オートバイツーリングの記録において、カメラ(アクションカムなど)を効果的に配置・マウントすることで、映像の臨場感やバラエティが格段に向上します。
ここでは、主要なカメラの配置位置と、その効果、推奨されるマウント方法を表形式でご紹介します。
ツーリングカメラのステー・マウント方法と効果

| 配置位置 | 映像の効果・特徴 | 推奨されるステー ・マウント方法 | 考慮すべき点 |
| ヘルメット 顎(チン)部分 | **ライダー視点(POV)**の映像。 視線の動きと連動し、臨場感が最も高い。 メーターやハンドルの一部が入り、 バイクに乗っている感が伝わる。 | 専用チンマウント (両面テープまたはストラップ固定)。 カメラの向きを微調整しやすい ジンバルマウントも有用。 | カメラが口元を覆い、 インカムマイクの近くになるため、 風切り音対策が必須。 |
| ヘルメット 側面 | ライダーの顔や横顔の一部が映り込み、 状況説明や感情が伝わりやすい。 目線よりも少し横からの視点で、 景色も広く捉えられる。 | 専用サイドマウント (強力な両面テープ固定)。 カメラのバランスを取るため、 軽量なカメラを選ぶのが望ましい。 | 走行風の抵抗を受けやすい。 ヘルメットの脱着時に 邪魔にならないか確認が必要。 |
| ヘルメット 頭頂部 | 高い位置からの視点で、 広い視野角と客観的な走行シーンを捉える。 グループ走行で後ろのライダーを 映すのにも適している。 | トップマウント (両面テープまたはストラップ)。 カメラが水平になるよう角度調整が必要。 | 安定性は高いが、風切り音対策は必要。 トンネルや低い構造物に注意。 |
| ハンドルバー /ミラー基部 | バイクの動きが強調された映像。 路面の振動やカーブ時の傾きが ダイナミックに伝わる。 ライダーの操作(手元)も映せる。 | クランプ式マウント (U字ボルトや強力なジョイント)。 ミラーの根元に固定するボールマウントも 多用される。 | 振動の影響を受けやすいので、 電子式ジンバルか 強力な手ブレ補正が必須。 視界の邪魔にならないよう注意。 |
| エンジンガード /フォーク | ローアングルからの迫力ある視点。 地面が近く、スピード感や路面の凹凸が 強調される。 サスペンションの動きも捉えられる。 | パイプクランプ式マウント。 走行中にカメラが外れないよう、 複数のクランプで強固に固定する。 | 泥や水しぶきを被りやすいので、 カメラの防水・防塵性能と、 レンズ保護が必須。 |
| 車体後方 (リアキャリア /テール) | バイクが遠ざかっていく映像や、 後続のライダーの様子を捉える。 グループツーリングの全体像を 記録するのに最適。 | リアキャリアへのクランプ固定、 または専用テールマウント (両面テープ)。 | 振動対策と、 後続車や荷物の映り込みを考慮した 角度設定が必要。 |
ジンバルとステーの使い分け

| ツール | 用途 | 設置推奨場所 |
| アクションカム (GoProなど) | 広角・臨場感・防水が必須の映像。 電子式手ブレ補正(HyperSmoothなど)をONにして使用。 | ヘルメット、ハンドル、エンジンガード など全ての場所。 |
| 外部ジンバル (DJI Osmo Mobileなど) | 極めて滑らかな映像が欲しい場合。 振動が多い場所(ハンドルなど)で プロレベルの安定性を求める場合に、 アクションカムと組み合わせて使用。 | ハンドル、リアキャリアなど 低振動な部分に設置。 |
【重要】
マウントを取り付ける際は、走行中に絶対に外れないよう、ネジの緩み防止やワイヤーによる落下防止対策(セーフティテザー)を必ず施してください。
特にハンドルやエンジンガードなどの振動が多い場所では、定期的な確認が必要です。
















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































