アウター式ガード

アウターガードは、既存のジャケットやウェアに追加で装着する独立したプロテクター、またはアウターウェアとして設計されつつ、より高い防御力や機能性を持つプロテクターを指すことが多いです。
その機能と用途について、詳しく解説します。
アウターガードの機能と用途
ここでいう「アウターに装着するガード」は、主に以下の2つのタイプに分けられます。
単体装着型プロテクター(オーバープロテクター)
これは、ライディングジャケットなどの上から、または普段着などの下に、ベルトやゴムバンドなどで固定して装着するタイプのプロテクターです。
| 機能 | 詳細 |
| 衝撃吸収・分散 | 転倒や衝突時に、硬質素材(ABS、ポリプロピレン、硬化ウレタンなど)や新素材(D3Oなど)が 身体の特定の部位(胸部、背中、肘、膝など)への衝撃を緩和・分散し、骨折や重傷を防ぎます。 |
| 浸透防止 | 硬い突起物などが身体に突き刺さるのを防ぐ、物理的なバリアとしての機能があります。 特に硬いハードタイプのプロテクターがこの役割を担います。 |
| ファッションとの両立 | プロテクター機能を持たない私服やファッション性の高いアウターを着る際に、 安全性を手軽に追加できます。 |
| 着脱の容易さ | ジャケットに内蔵されたプロテクターと異なり、単体で簡単に装着・脱着できるため、 目的地での休憩時などに外しやすいです。 |

| 用途 | 目的 |
| 胸部・脊椎の保護強化 | 死亡事故の原因として頭部に次いで多い胸部や脊椎(背中)を重点的に守りたい場合に、 既存ウェアに追加して装着します。 |
| 私服でのライディング | 「身体は守りたいが、バイクウェアではない服装で走りたい」ライダーが、 普段着の上に(または下に)装着し、安全性とファッション性を両立させます。 |
| 防御力のアップグレード | ウェアに標準装備されているプロテクターよりも、 さらに防御力の高いプロテクターに付け替えたり、追加したりする場合。 |
| オフロード走行 | オフロード走行向けの防御力が高いハードプロテクターを、 ジャージなどの上から装着します(ブレストガード、ニーブレイスなど)。 |
まとめ
「アウターに装着するガード」は、既存のウェアに安全性を手軽に追加・強化したい、あるいはファッション性と安全性の両立を図りたいライダーにとって非常に有効な選択肢となります。
特に、死亡事故の主要な原因である胸部を保護するプロテクターは、単体装着型であれ、一体型であれ、積極的に着用することが推奨されています。



















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































