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灯火・ヒューズ類

灯火・ヒューズ類
画像はイメージです。

2025年10月15日

オートバイに搭載されている「ヘッドライト」「指示・警告灯」「ヒューズ」「スイッチ類」は、安全性・操作性・メンテナンス性を高めるために不可欠な装備です。それぞれの機能や特徴を詳しく解説します。

 

ヘッドライト(前照灯)

画像はイメージです。

機能と用途

  • 夜間や暗所での視界確保
  • 他車や歩行者への存在アピール
  • 昼間でも点灯が義務化されている車種あり(平成10年4月以降製造のバイクは常時点灯が保安基準で義務)

特徴

  • ロービーム(すれ違い用前照灯)とハイビーム(走行用前照灯)を切り替え可能
  • 色は「白色」が基本(平成18年以降製造車両は白色のみ許可)
  • 明るさの基準もあり、ロービームは最低10,000カンデラ以上が必要

指示・警告灯類(インジケーター)

インジケーター

機能と用途

  • 車両の状態や異常をライダーに知らせる
  • 安全運転やメンテナンスの判断材料となる

主な種類と特徴

灯の種類意味・特徴
エンジン警告灯(FIランプ)黄色電子制御系の異常を示す
油圧警告灯エンジンオイルの油圧低下
水温警告灯冷却水の温度上昇(オーバーヒート)
ニュートラルランプギアがニュートラル状態
ウインカーインジケーター方向指示器の作動表示
ABS警告灯黄色ABSシステムの異常

ヒューズ

ヒューズBOX

機能と用途

  • 電気系統の過電流から回路を保護する
  • 異常時に断線し、火災や故障を防止

特徴

  • 定格電流(例:10A, 15Aなど)に応じた種類がある
  • 交換可能なカートリッジ型が一般的
  • ヒューズボックスに複数のヒューズが集約されている

スイッチ類

左ハンドル側スイッチ

機能と用途

  • 各種電装品のON/OFF操作
  • 操作性と安全性を両立するために配置されている

主なスイッチと特徴

スイッチ名用途備考
ヘッドライトスイッチライトの点灯・消灯最近の車種では常時点灯でスイッチなし
ウインカースイッチ方向指示器の操作左右に倒すタイプが主流
ホーンスイッチ警音器の操作親指で押す位置に配置
エンジンキルスイッチエンジンの緊急停止赤色で目立つ位置に配置
スタータースイッチエンジン始動セルモーターを作動

まとめ

オートバイの電装系は、ライダーの安全と快適な走行を支える重要な要素です。特にヘッドライトの常時点灯や警告灯の意味を理解することで、トラブルの予防や早期対応が可能になります。ヒューズやスイッチ類も、故障時の対応やカスタム時に知識があると役立ちます。

Posted by 夏木 陽