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ブレーキ灯・ナンバー灯

ブレーキ・ナンバー灯
画像はイメージです。

2025年10月19日

オートバイの「ブレーキ灯」と「ナンバー灯」は、いずれも安全走行と法令遵守に欠かせない保安部品です。

以下にそれぞれの機能・用途・特徴を詳しく解説します。

 

ブレーキ灯(制動灯)

重厚なブレーキ灯と反射板

機能と用途

  • 減速・停止の意思表示:ライダーがブレーキをかけた際に点灯し、後続車に減速・停止の意図を伝えます。
  • 追突防止:特に高速走行時や夜間走行時に、後方車両に注意喚起する重要な役割を果たします。

保安基準の主なポイント

項目内容
発光色赤色のみ
光量15W以上60W以下(2005年以前製造車は60W以下の制限なし)
視認距離昼間に100m後方から視認可能であること
レンズ面積20cm²以上
取付位置地上高35cm以上2.1m以下、車両外側から40cm以内
点灯方式点滅不可。連続点灯のみ
状態レンズの損傷・汚損がないこと

特徴

  • テールランプと一体型が多く、ブレーキ時には通常の5倍の明るさで点灯。
  • LED化が進んでおり、長寿命・省電力・高視認性が特徴。
  • ハイマウントブレーキランプ(補助灯)を追加することで安全性がさらに向上。

ナンバー灯(番号灯)

ナンバー灯

機能と用途

  • ナンバープレートの照明:夜間にナンバープレートを照らし、車両識別を可能にします。
  • 法令遵守:ナンバーが視認できないと違反となり、車検にも通りません。

保安基準の主なポイント

項目内容
灯色白色のみ(青色や点滅は不可)
視認距離夜間に後方20mからナンバーの数字が確認できること
照度15ルクス以上、または輝度1.6cd/㎡以上
点灯方式点滅不可。常時点灯構造
消灯制御運転席から消灯できない構造、または前照灯等と連動して消灯不可であること
状態レンズの汚損・損傷がないこと。取付部に緩みがないこと

特徴

  • テールランプと一体型のタイプが多く、コンパクトな設計。
  • LEDタイプが主流だが、光量不足や色味の違いで車検不合格になることもある。
  • カスタム時は「白色」「均一な照度」「ナンバー全体を照らす」ことが重要。

まとめ

画像はイメージです。
保安部品主な役割保安基準の要点車検対応
ブレーキ灯減速・停止の意思表示赤色・100m視認・非点滅必須
ナンバー灯ナンバーの視認性確保白色・20m視認・非点滅必須

これらの灯火類は、見た目以上に法的・安全面で重要な役割を担っています。

カスタムや交換をする際は、保安基準をしっかり確認することが大切です。

Posted by 夏木 陽