エンジンオイル

オートバイの4サイクルエンジンにおいて、エンジンオイルは潤滑・冷却・清浄・防錆の役割を果たし、エンジン内部の摩耗や焼き付きを防ぎます。
適切なオイルを選び、定期的に交換することで、エンジン性能を維持し、寿命を延ばすことができます。
特に高回転・高温になるバイクでは、オイルの品質が走行の安全性と快適性に直結します。

エンジンオイルの考慮すべき特徴

粘度(Viscosity)
- 例:10W-40、5W-30など
- 「W」の前が低温時の流動性、「後」が高温時の粘度を示します。
- 使用環境(季節や地域)やエンジンの仕様に合わせて選ぶのが基本。
ベースオイルの種類
- 鉱物油:安価で街乗り向け。交換頻度は高め。
- 部分合成油:コストと性能のバランスが良く、ツーリングなどに最適。
- 化学合成油:高性能で耐熱性・潤滑性に優れ、スポーツ走行や高回転エンジンにおすすめ。
JASO規格(日本自動車技術会)
- MA、MA2:湿式クラッチ対応。多くのバイクに適合。
- MB:スクーターなどクラッチ非搭載車向け。
API規格(米国石油協会)
- SN、SMなど。アルファベットが進むほど高性能。
用途に応じた性能
- 街乗り、ツーリング、サーキット走行など、使用目的に応じて選ぶとベスト。
評価の高いブランド
MOTUL(モチュール)

- フランス発の高性能オイルブランド。
- 特に「300V FACTORY LINE」シリーズはサーキット走行にも対応する超高性能オイルとして人気。
- 高温下でも安定した油膜を維持し、エンジン保護性能が非常に高い。
WAKO’S(ワコーズ)

- 日本の老舗ケミカルメーカー。
- 「Pro-S プロステージS」などは、街乗りからツーリングまで幅広く対応。
- 3Dテクノロジーによる高い潤滑性能と劣化の遅さが特徴。


















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































