最近の投稿一覧

メニュー一覧

保安部品系

保安部品
画像はイメージです。

2025年11月3日

保安部品は、ライダーと他の道路利用者の安全を確保するために不可欠です。

ライト、方向指示器、ブレーキランプ、ミラー、ホーンなどの部品は視認性とコミュニケーションを向上させ、事故を防ぎます。

 

これらの部品は、公道を安全に走行するために、法律(道路運送車両法に基づく保安基準)で装着が義務付けられています。

 

オートバイの保安部品

これらの保安部品は、道路交通法や保安基準に基づき設計され、安全性と環境保護を両立する役割を果たしています。

 

部品名機能用途の特徴
ヘッドライト
(前照灯)
前方を照らし、夜間や悪天候時の視界を確保。
対向車や歩行者に対し自車の存在を知らせる。
走行中に前方を明るく照らすことで、
安全運転をサポートする最も重要な灯火類。
光量や照射範囲などが細かく規定されている。
指示機・ハザード
(方向指示器)
右左折や進路変更などの方向を周囲に知らせる。
または、緊急停車や渋滞などの危険を周囲に警告。
橙色の光で点滅し、
ライダーの運転意思を明確に伝える。
ハザードは左右の指示機を同時に点滅させる。
メーター走行速度(スピードメーター)、走行距離、
エンジン回転数などの情報をライダーに提供する。
スピードメーターは保安基準で必須。
走行速度を知ることで、
法定速度の遵守と安全な速度の維持を助ける。
ミラー(後写鏡)後方や斜め後方の状況を把握し、
安全な車線変更や右左折を可能にする。
運転席から後方の視認性を確保するための部品。
取り付け位置や大きさ、
衝撃を受けた際の構造などが規定されている。
ホーン(警音器)危険を避けるため、または交通法規に基づき、
周囲に警告を与える。
必要に応じて使用が許される音による警告装置。
規定された音量が出ることが義務付けられている。
テールランプ(尾灯)車体の後部に赤色の光で点灯し、
自車の存在を後続車や歩行者に知らせる。
キーONで常に点灯し、夜間だけでなく、
昼間でも車両の被視認性を高める。
ブレーキランプと一体型になっているのが一般的。
ブレーキランプ
(制動灯)
ライダーがブレーキをかけた際に、
後続車に減速・停止の意思を強く知らせる。
テールランプよりも明るく赤色に点灯し、
追突防止に大きく寄与する。
前輪・後輪のブレーキ操作で点灯する必要がある。
リフレクター
(後部反射器)
電源がなくても、後方からの光
(後続車のヘッドライトなど)を反射し、
夜間に自車の存在を知らせる。
赤色で、必ず車体後部の定められた位置に
装着が義務付けられている。
夜間の停車時など、灯火が消えている状況で重要。
ナンバープレート
(自動車登録番標
・車両番号標)
車両が国に登録・検査を受け、
保安基準に適合していることを示し、
個々の車両を識別するための標識。
定められた位置に、折り曲げや被覆カバーなく、
確実に装着する必要がある。
車両の公的な身分証明となる。

これらの保安部品は、「情報の伝達」(ホーン、指示機など)、「視界の確保と被視認性の向上」(ヘッドライト、テールランプなど)、

そして「車両の識別」(ナンバープレート)という、公道走行における安全の確保と円滑な交通のために欠かせない役割を担っています。

 

バイクのメンテナンスやカスタムを行う際は、これらの部品の機能や法規を理解しておくことが非常に重要です。

Posted by 夏木 陽