DUCATI Scramblerシリーズのコンセプトモデル「CR24I」「RR24I」を発表!(2024年6月10日)
2024年5月イギリス・ロンドンで開催された「London 2024 Bike Shed MotoShow」でDucatiはコンセプトモデル2車種を公開した。
この2つのモデルは、第2世代Scramblerをベースに製作され、ライダーの創造性と自由な表現を実現するカスタマイズの世界が、
ポストヘリテージと呼ばれるScrambler・Ducatiの世界にとって、いかに重要であるかを示しました。
いずれも2023年10月にリリースされた新型Scramblerをベースとしている。
DUCATI Scrambler「CR24I」の特徴
「CR24I」は1960年代のカフェレーサースタイルの要素を組み込んだ一台。
個性的なフェアリングにすっきりとした細身のスタイリング。セパレートハンドルにバーエンドミラーを採用。
ホイール径は前後17インチでロードタイヤを履く。
プロジェクトでは、チェントロスティーレ・Ducatiが全面的に製作を担当し、Scramblerのメカニカルベースが優れた多用途性を備えていることを証明しています。
そのハイライトは、ロードタイヤを装着した17インチフロントホイールと、バーエンドミラーを備えたスポーティなクリップオンハンドルです。
燃料タンクに取り付けられた、ラップアラウンド・タイプのスリムなフェアリングは、パンタや750 SSなど、往年のDucati・アイコン・モデルを想起させると同時に、
Scrambler・ブランドの特徴となっている現代的でポストヘリテージなスタイルを再解釈しながら継承しています。
パッセンジャーシート部分に取り外し可能なカバーを装着してシングルシーター仕様に変更することにより、
「パネトーネ」と呼ばれる1970年代のスポーツバイクのシートを再現しています。
カラーリングは、1960年代に英国を席巻した「ロッカーズ」(その当時のバイク愛好家の呼称)の共感を呼ぶものとなっています。
DUCATI Scrambler「RR24I」の特徴
「RR24I」は、世紀末後の荒廃した大地を荒々しく疾走するバイクが描かれた映画やテレビシリーズをモチーフに製作したという。
アップタイプのテルミニョーニ製サイレンサーを装備。
ホイール径はフロント18インチ・リア17インチで、ピレリ製スコーピオン・ラリータイヤを装着する。
「RR24I」は、バイクの本質、つまり2つのホイール、タンク、エンジン、ハンドルバーに焦点を当てています。
Scrambler・コンセプトの基本的な要素である自由な表現を体現するには、ライディングのもっとも純粋な要素以外のものを排除する必要があります。
そのため、すべてのアルミニウム・コンポーネントを強調し、テクニカルな外観や機能的な要素をそのまま露出することにより、
ライダーの視覚と触覚に訴えかけるコンセプト・モデルが誕生しました。
タンクカバーは取り外され、そこにはタンクバッグを装着するためのフレームが設置されています。
このバッグには、着替えや工具など必需品を収納することができます。
パッセンジャー用に確保されたシート部分は取り外しが可能で、荷物ラックとしても使用できます。
これは、アドベンチャー精神と、バイクの本質に焦点を当てたこのモデルのコンセプトを強調するもう1つのディテールとなっています。
リアを見ると、左側のケースはリサイクルされたガソリン缶を想起させ、アップタイプのテルミニョーニ製サイレンサーが、
このコンセプトのトラッカー・スタイルを強調する一方で、フロントとリアには、それぞれ18インチと17インチのホイールとピレリ製スコーピオン・ラリータイヤを装着。
高い位置に設置されたショート・フェンダーが、このバイクの優れたオフロード走破性を暗示しています。
DucatiラインナップのScramblerモデルは、ユニークで個性的なデザイン、ダイナミックで楽しい走り、乗りやすく良く安全なバイクで個性を表現したいライダーにとって最適な選択肢となっています。
また、自由を求め、自分のスタイルや生き方を他の人々と共有したい人のために設計されたモーターサイクルでもあります。
内容が見直されたデスモドゥエ・エンジンには、よりコンパクトで、より軽い操作を特徴とする新しいクラッチが搭載され、ライダーの足元スペースが広がっています。
ベース車両 DUCATI Scrambler 2017 Icon
エンジン形式L:型2気筒 2バルブ デスモドロミック 空冷
排気量:803cc
ボア×ストローク:88×66mm
最高出力:72hp – 54kW/8,250rpm (日本仕様)
最大トルク:6.8kgm – 67Nm/5,750rpm (日本仕様)
ギアボックス:6速