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道交法 – 一般原動機付自転車

道交法-一般原動機付自転車
「新原付」が追加。原付免許では運転できなかった125ccバイクを、原付免許で乗れるようにしたタイプ登場。

2025年9月26日

ガソリンエンジンの場合、排気量50cc以下か、「新原付」125ccエンジンでも最高出力が4.0kW(約5.4馬力)以下のもの。

EVエンジンの場合 定格出力0.6kW以下のものが該当します。

 

「新原付」とは、2025年4月1日に施行された法改正により新たに導入された区分。

総排気量50cc超125cc以下で最高出力が4.0kW以下のバイクを指します。

これは、これまで原付免許では運転できなかった125ccクラスのバイクを、原付免許で乗れるようにしたもの。

従来の原付と同様の交通ルール(法定最高速度30km/h、二人乗り禁止など)と、軽自動車税(種別割)の税額(2,000円)が適用されます。

メーカーは、新排出ガス規制に対応した新モデルを開発・販売し、50ccバイクに代わる新しい選択肢を提供していく。

 

主な特徴

  • 最高速度制限 最高速度が30km/hに制限されています。これを超えると違反になります。
  • 二段階右折  一部の交差点では、車道を直接右折できず、交差点の手前で左折→直進という「二段階右折」が義務付けられています。
  • ヘルメット着用義務 運転者は必ずヘルメットを着用する必要があります。
  • 免許区分 原付免許または普通免許で運転可能 原付免許(16歳以上で取得可能)または普通自動車免許があれば運転できます。
  • ナンバープレート 市区町村で登録し、ナンバープレートを取得する必要があります。
  • 自賠責保険加入義務 原付でも自賠責保険(強制保険)への加入が法律で定められています。

利用上の注意点

  • 速度違反 他の車両と同じ流れで走っていても、30km/hを超えると取り締まり対象になります。
  • 二段階右折 標識を見落とさないこと 特に都市部では標識が多く、見落としがち。違反すると罰則があります。
  • 雨天時や夜間の視認性 車体が小さいため、他の車両から見えにくいことがあります。反射材やライトの点灯を忘れずに。
  • 歩道走行禁止 原付は基本的に車道を走行します。歩道を走ると違反になります。
  • 二人乗禁止 原付一種では二人乗りは認められていません。
  • 定期的な点検・整備 小型とはいえ、エンジン付きの車両なので、安全のために定期的なメンテナンスが重要です。

人気の一般原動機付自転車モデル

ヤマハ ビーノ(50㏄)
  • レトロで可愛いデザインが特徴のファッションスクーター
  • 女性人気が高く、アニメ「ゆるキャン△」にも登場
  • 足つきはやや高めだが、軽量で扱いやすい

ホンダ ジョルノ(50㏄)
  • 丸みのあるクラシカルなデザインでおしゃれ
  • 燃費が良く、街乗りに最適
  • シート高が低く、扱いやすさ抜群

ホンダ スーパーカブ110(新原付仕様) ※画像は同デザインの原付二種
  • 伝統と信頼のロングセラーモデル
  • 耐久性・燃費・扱いやすさに優れ、通勤・通学に最適。
  • 価格は従来モデルとほぼ同等 タンデムステップなどが省かれ、若干安価になる見込み。

ホンダ ディオ110(新原付仕様) ※画像は同デザインの原付二種
  • グローバル展開される人気スクーター
  • スタイリッシュなデザインと安定した走行性能が魅力。
  • 出力を抑えたデチューンでも「現行50ccと同程度の運転しやすさ」。
  • 14インチホイールで安定感抜群 通勤・街乗りに適した足回りと快適性。
  • 新原付版も現行程度の価格帯で登場予定。

【道路交通法】

 警察庁(国家公安委員会)が管轄し、交通の安全な運行のため、「道路上での人や車両の安全かつ円滑な交通、運転免許、交通事故防止」などを定めております。

 

 ■目的:道路上の交通事故を防止し、自動車、自転車、歩行者すべての安全かつ円滑な交通を実現するための交通ルールを定めます。
 ■主な内容

  •  交通ルールの規定(走行方法、一時停止、信号など)
  •  運転免許制度
  •  交通取締り
  •  事故防止、危険防止のための規則
  •  違反時の罰則(罰金・懲役など)や行政処分(免許停止・取消し)

【道路運送車両法】

 国土交通省が管轄し、車両の整備と安全のため、「自動車(車両)そのものの登録、車検、保安基準など」を定めております。

 

 ■目的:自動車などの運送車両の登録、車検、保安基準など、車両そのものの整備・技術的な側面を規定します。
 ■主な内容

  •  車両の登録、届出(ナンバープレートの交付など)
  •  車両の保安基準(設計・製造の技術要件、安全確保と公害防止)
  •  車両の検査、点検(車検制度)
  •  不正改造の禁止

Posted by 夏木 陽